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世界で最初の女性医師エリザベス・ブラックウェル-ガラスの天井なんて打ち破れ!困難や差別に負けず、運命を切り開いた女性の話-

2016/11/23

ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)はガラスの天井を壊せるか?

我が家に生まれてくる子供が女の子だと分かった時、この子が成人する頃には女性が男性と同等に活躍する世界になっていて欲しいと願いました。

“ガラスの天井“(glass ceiling)という言葉が英語にあるように、まだまだ性別や人種が仕事や大学入学の壁になることはあったりします。最近ではアイビーリーグ(IVY League)と呼ばれる、ハーバード(Harvard)やイェール(Yale)大学などの入学試験でアジア人が不当に差別されていると言われており、裁判にもなりました。実際問題として、アジア系アメリカ人の入学率はSAT(日本のセンター試験のようなテスト)などの点数が同じ白人と比較してかなり低い傾向にあるようです。

"No Longer Separate, Not Yet Equal"(『人種隔離は終わったが、平等は達成されていない』)という本(著者Thomas J. Espenshade & Alexandria Walton Radford )によれば、SATで、「アジア系の合格者平均点は、白人より140点高く、ヒスパニックより270点、アフリカ系より450点高い」という現実があります。
出典: No Longer Separate, Not Yet Equal, Thomas J. Espenshade & Alexandria Walton Radford

No Longer Separate, Not Yet Equal: Race and Class in Elite College Admission and Campus Life
Thomas J. Espenshade Alexandria Walton Radford
Princeton University Press
Best Sellers Rank: 1,126,847

*アメリカの大学入試では、SATだけでなく、全人格的な評価を下すので、テストや高校の成績だけで合否が決まるわけではないです。ここで言うアジア系とはアジア系アメリカ人のことであり、日本からの留学生はあてはまりません。むしろ日本からの留学生は少ないので、合格しやすい状況です。

詳細はこちらの記事が詳しいので、読んでみてください。

ハーバード入試でアジア系は本当に「差別」されているのか?
米名門大学はアジア系を差別している

 

もちろんバラク・オバマ大統領の例のように、年々、そういった見えない壁は少なくなってきていますし、壁は薄くなってきていると感じます。民主党アメリカ大統領候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)さんには、ぜひともアメリカ初の女性大統領として、ガラスの壁を打ち破って欲しいと期待しています。

子供にはそういった困難にも負けずに、自分で道を切り開いて行くことが出来る女の子に育って欲しいと切に願い、そうなるように教育・子育てをしてきましたし、これからもしていくつもりです。

そのためにはマインドセットが大事!

そこで、過去に活躍した偉人、特に女性の偉人達の伝記本を購入して、小さい頃から読み聞かせることにしました。なかなか現実の世界ではこういったロールモデルに会うのは難しいので、まずは伝記マンガから入ることに。

伝記マンガはその名の通りマンガなので、親しみやすく、かわいらしい絵で描かれています。絵本の延長として、就学前の子供でも読みやすいんです。
内容も中学生レベルの内容を小学生や5歳児でも分かるように、分かりやすく書いてあります。

 

差別や偏見に打ち勝った世界初の女性医師エリザベス・ブラックウェル

家にはたくさんの伝記マンガがあるのですが、最近子供に読んで好評だったのが、エリザベス・ブラックウェル(Elizabeth Blackwell)です。イギリス生まれの彼女は世界で最初の女性医師です。1821年生まれの彼女は家族の事情で11歳のときにアメリカに渡ります。

女性が職業につくことすら難しかった時代に、彼女は差別や様々な困難を乗り越えて、1849年、ついに世界初の女性医師にアメリカでなりました。

まだ、女性が医学を勉強しても、医師として受け入れてくれる病院がほとんどなかった時代。彼女は後進の女性医師を志す人達の為に、ニューヨークに病院を設立しました。その病院は150年余りたった現在でも、病院として残っているそうです。

現代の日本やアメリカでは女性医師の存在が当たり前になっています。しかし、200年前には、医師は男性のみがなることが許される職業でした。この“ガラスの天井“を打ち破り、後に続く女性医師の希望の光となってくれたのがエリザベス・ブラックウェルです。

人と違うことや新しいことを始めようとすると、必ず反対する人がいますし、様々な困難に直面することになります。ただ、エリザベス・ブラックウェルにしろ、本田宗一郎にしろ、逆風に曲げず、信念を曲げずに努力し続けたからこそ、大きな結果を残せたのではないでしょうか。最近だとスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が良い例ですかね。

将来を担う子供達には、“ガラスの天井“に負けずに、活躍の場を広げていって欲しいと思います。お医者さんに興味があるお子さんだけでなく、困難に直面しているお子さんがいたら、ぜひこの伝記マンガを読んであげてください。

エリザベス・ブラックウェル (学習漫画 世界の伝記NEXT)
堀ノ内 雅一
集英社
売り上げランキング: 22,103

子供の“困難に負けずにやりぬく力”=“グリット”を鍛えるのにも、とても良い本です。
“困難に負けずにやりぬく力”=“グリット”に関しては、こちらの記事を読んでくださいね。
本田圭佑&岡崎慎司に学ぶ! マインドセット「やればできる! 」の力

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