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リオオリンピックに思う成功に必要なのは才能か努力か?

2016/11/23

努力は必ず報われる?

「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している」
かの有名な音楽家ベートーヴェンが言った言葉だそうです。私は漫画「はじめの一歩」の鴨川会長のセリフで知りました。

ベートーヴェンが言うと説得力がありますよね。作曲家にとって命ともいえる聴力を失ってからも作曲を続け、交響曲第5番「運命」/Symphony No.5を完成させたんですから。

私は“努力は必ず報われる”とは信じていませんし、それは現実的ではないと思いますが、“努力しなければ成功しない”のも事実です。自分自身を振返っても、私も努力をしなければ、カナダの大学を卒業し、独学でU.S. CPA(アメリカ公認会計士)の試験に合格できなかったと思います。

たまたま、私は運よく努力が報われましたが、努力をしてもU.S. CPA試験に合格できなかった仲間達も見てきました。そして、私の人生においても、必ず努力が報われたかと言えば、Noです。

でも、どの分野であれ成功したいのであれば、努力をするのは当然で、努力したこと自体に満足してはいけないですよね。

「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している」

私達の子どもにも、伝えたい事実です。今は子供が5歳で小さいので、ベートーヴェンの自伝マンガを読むことから始めてます。

 

 

ただ努力すればそれで良いのか?

私はほとんどテレビは見ないのですが、林修さんが出演している“今でしょ講座“や“林先生が驚く初耳学!”などは面白くてためになるので、見ています。

その林先生が「あすなろラボ」で述べたのがこちら

「努力は裏切らないって言葉は不正確だ。正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らない」

その後に彼は、

「正しい場所で努力しているのか?」
「正しい方向に向かって努力しているのか?」
「十分な量の努力ができているのか?」

を自問自答しながら進まないとだめだということを言っていました。

 

この3つのポイントは非常に重要だと思います。

カナダの大学在籍時に、キャリア構築についての授業がありました。
そこで課題図書として読んだ、StrengthsFinderにあった記述がとても印象的でした。こんな話です。
*昔の記憶を頼りに書いているので、多少詳細が違っているかも知れませんがご容赦ください。

高校最終学年のA君はバスケットバールの才能は無かったが、毎日何時間も練習に明け暮れる日を何年も続け、高校生活最後の試合でついに試合に初めて出ることが出来た。周囲はその努力を賞賛し、彼が試合に出た瞬間に拍手喝采をしました。

しかしここで作者のトム・ラスは疑問を投げかけます。彼にとってこれは本当に良いことだったのだろうかと?バスケットボールという彼にとっては苦手な分野に時間を費やしてしまったことで、彼の強み・得意な分野を伸ばすことが出来なったのではないかと疑問を投げかけているわけです。彼の考える能力とはこうです。

才能×努力した時間=能力

要するに才能だけでも努力だけでもだめだと言うことですね。
この式のポイントは足し算ではなく掛け算になっているところ。

本の中ではバスケの神様マイケル・ジョーダンを例に、こんな主旨のことを言ってます。 仮にA君の才能が1で努力が100だとしたら、能力は100だ。でもマイケル・ジョーダンの才能が90で努力が50なら、能力は4,500になる。

圧倒的な差ですよね。このエピソードはまさしく林先生が言っていた、

「正しい場所で努力しているのか?」
「正しい方向に向かって努力しているのか?」
「十分な量の努力ができているのか?」

の3点の重要性を表しています。

 

エリート街道を捨てて、予備校教師という自分の勝てる場所/戦うべき場所を見つけた林先生のように、どこでどのように努力するかはとても大事ですね。

また、林先生いわく

「僕がジャニーズに入ろうと一生懸命努力してるとする。これ正しい場所じゃないよね。 結局、やりたい事とやるべき事って別なんだなぁって思ったよ。」

「自分が勝てる場所で勝負する。ここだと決めたからには最大限の努力をする。つまり、大して努力しなくても勝てる場所で、誰よりも努力をする。それができれば、もう負けることはないはずです。」

賛否両論あるかと思いますが、こういった考えもありだと、個人的には思います。

アインシュタインは「僕にヴァイオリンの才能をくれるならノーベル賞と交換してもよい」と言ったくらい、ヴァイオリンが好きでした。でもヴァイオリニストにはならなかった。自分には音楽の才能が無いと分かっていたから・・・

アインシュタインは物理学=自分の勝てる分野で勝負したから、世紀の大発見をしたんです!

 

もちろん、才能に恵まれなくても不屈の努力で成功した人もいますので、才能があまり無くても、好きなことをやり続けるのもありだと思います。サッカー日本代表の岡崎慎司や本田圭佑なんかは、才能よりも努力で成功したタイプですし。

岡崎慎司は今でこそ日本一のストライカーですが、清水エスパルスに入った時は監督からは全く期待されていませんでした。加入当時の長谷川健太監督による評価は「FW8人の中で8番目」。初ゴールを挙げたのはプロ入り3年目です。

イチローのように才能と努力両方が揃っているのがもちろん理想ですけどね。
どちらも高いレベルで備わっているところにイチローの凄さを感じます。オリンピックで言えば、柔道の野村忠宏や体操の内村航平なんかもこのタイプに入るんじゃないでしょうか。

 

自分の子どもには間違った努力をして欲しくないので、才能×努力した時間=能力という考え方を教えています。

オリンピックはこういったことを子供に伝えるとても良い機会なので、毎日娘と一緒に見ていますよ。今のところ、娘のお気に入り選手はアメリカ代表の水泳選手ケイティ・レデッキー(Katie Ledecky)です。彼女はまだ19歳ですが、リオオリンピックで金4個、銀1個を獲得した人気選手です。アメリカでは、マイケル・フェルプス(Michael Phelps)のあとを継ぐのは彼女だと言われている逸材。

オリンピックも残りわずか。日本人として日本勢の活躍を祈っています。
アメリカだと柔道など、日本人が活躍する競技をTVでやらないのが悲しい・・・

頑張れニッポン!!

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