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Back to School アメリカの夏休みは今週で終わり!-子どもにちゃんと宿題をさせる方法とは-
2016/11/23
子供が宿題を毎日する秘訣
夏真っ盛りのシカゴですが、今週で夏休みが終了し、ほとんどの学校で来週から新学期が始まります。親としては毎日の子どもの世話から解放されて、ほっとしたいところですが、勉強についていけるか、宿題を子どもがきちんとやるかなど勉強面での心配事が増える時期でもあります。
そこで今回は、アメリカ・カナダ在住の子育ての先輩やアメリカ子育て雑誌などからの宿題についてのアドバイスを紹介したいと思います。
Homework without tears
宿題(ホームワーク)をやりたがらない子どもに、どうやって宿題をさせるか?
日本もアメリカも、そして時代に関係なく、親が持つ悩みですよね。
まずは子どもに宿題に必要な道具だけ机にださせましょう。
たとえば算数なら筆箱とノート、そして算数のワークシートを子ども自らが机にだすようにさせます。
その後は30分くらい子どもの好きなことをさせてあげるのです。
その後に、子どもに算数の宿題セットを机にだしたのを思い出させると、子どもは宿題に取り掛かるようになります。
このテクニックのポイントは子どもの目に付くところに、宿題と宿題をやるのに必要な道具を出しておくことにより、子どもの心のなかに宿題をするということをインプットすることです。人間は一度やりはじめたものは終わらせたい衝動があり、目に付くところにあると気になってしょうがないものです。
23年間日本の公立小学校で働き、教育関連のベストセラーも多数ある、教育評論家の親野智可等さんもまったく同じことを言っていました。
実際に我が家でも、娘がZ会の算数をやりたがらないときに、この方法を使ったら上手くいきましたよ。具体的にしたのは以下です。
私達は朝食後にZ会をやることにしているので、前日の夜に娘の勉強机に明日やるべき算数ワークブックのページを開いて、えんぴつと消しゴムと一緒においておきました。すると、朝起きた娘がこれを発見して、すぐにやりたいというではありませんか!
作戦大成功です。やる気になっていたので何問か問題を一緒にやってから、朝ごはんを一緒に食べました。そして朝食後に、もう一度ワークブックに取り組んだので、いつもよりもはかどりましたよ!
子どもにとってベストの勉強環境を考える
文章にすると当たり前に聞こえますけど、その子どもにとってベストの勉強環境を考えるのは大事だと思います。子どもによって勉強に集中できる環境も違うし、勉強への取り組み方やラーニングスタイルも違いますから。特に小学生のうちは、環境によって子どものパフォーマンスは大きく変わってきます。
下記のポイントを考慮すると良いです。
- あなたの子どもが一番集中するのはいつか? 朝学校に行く前? 学校から帰ってきてすぐ? それとも夕食後?
- 子どもの勉強のパフォーマンスが一番良い場所はどこか? 子ども部屋の勉強机? リビングやダイニングにあるテーブル?
- 親の近くでやるのか? 子どもがひとりで勉強するのか?
私は個人的には、小学生のうちは親の近くで勉強するのがベストだと思います。特に10歳くらいまでは。まだまだ、親と一緒にいたい年頃ですし、10歳までは親が近くにいて、子どもの勉強の理解度や宿題の進み具合を見てあげるべきじゃないでしょうか。
プレジデントファミリーやAERA with Kidsなどの教育雑誌や13歳でカナダの名門大学に合格し日本のテレビでも話題になった大川翔君の母親が書いた9歳までに地頭を鍛える! 37の秘訣など、たくさんの育児本を読み、実際に試してみたうえでの結論です。ですので、我が家ではリビングに勉強机を置いています。
いよいよ来週からは学校が始まります。
新学期で子どもも親も大変ですが、頑張って乗り切っていきましょう!